国別の在留許可・市民権に関する不在日数ルール
在留許可を失わずに国外に滞在できる期間と、市民権の取得に必要な国内滞在日数を、英国、米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、欧州の国々について比較します。各項目から公的資料を示した詳しいガイドに進めます。
最終確認:2026年9月
要点:ルールには2種類あります。英国のILRで任意の12か月間に国外滞在180日以内とするような不在日数の上限と、カナダの市民権で5年間に1,095日以上とするような国内滞在日数の要件です。数え方も異なり、1回の不在を見るもの、一定期間中のすべての不在を合計するもの、すべてのローリングの集計期間を調べるものがあります。どの方式が適用されるかは、日数そのものと同じくらい重要です。
市民権と帰化
英国
- 規則
- 国外滞在は450日以内、最後の12か月は90日以内(配偶者経路は3年間で270日)
- 期間
- 申請前の5年間
米国
- 規則
- 少なくとも913日(30か月)の実際の滞在に加え、継続居住
- 期間
- Form N-400の提出前5年間
カナダ
- 規則
- 少なくとも1,095日の実際の滞在
- 期間
- 申請書に署名する前の5年間
オーストラリア
- 規則
- 国外滞在は通算12か月以内、最後の1年は90日以内
- 期間
- 申請前の4年間
ニュージーランド
- 規則
- 滞在は少なくとも1,350日、各年にも少なくとも240日
- 期間
- 申請前の5年間
ドイツ
- 規則
- 1回の国外滞在が6か月以内なら居住の継続を中断しない
- 期間
- 不在ごとに判定
キプロス
- 規則
- 不在は通算90日以内
- 期間
- 申請前の12か月間
永住権・在留許可の維持
英国:ILRの資格取得
- 規則
- 国外滞在180日以内
- 期間
- 資格取得期間内の任意の12か月間
米国のグリーンカード
- 規則
- 6か月以上の不在で継続居住に影響する場合があり、1年以上で継続が途切れる
- 期間
- 不在ごとに判定
カナダの永住権
- 規則
- カナダ国内に少なくとも730日滞在
- 期間
- 各5年間
オーストラリアのResident Returnビザ
- 規則
- 5年有効のビザにはオーストラリア国内に少なくとも730日滞在
- 期間
- 申請前の5年間
オランダの在留許可
- 規則
- 継続して6か月を超えて国外にいると、主たる居住地が移ったと判断される場合がある
- 期間
- 1暦年内
EU長期居住者資格(スペイン)
- 規則
- EU域外に連続12か月いると資格を失う場合がある
- 期間
- 不在ごとに判定
フランスの10年有効の居住者カード
- 規則
- 連続3年を超える国外滞在でカードが無効になる場合がある
- 期間
- 不在ごとに判定
イタリアの在留許可
- 規則
- 連続6か月を超える国外滞在で更新できなくなる(有効期間が2年以上の許可には、より長い期間が適用される)
- 期間
- 不在ごとに判定
スイスのB・C許可
- 規則
- 転出届を出さずに6か月国外にいると許可が失効する場合がある
- 期間
- 不在ごとに判定
カタールの在留資格
- 規則
- 6か月を超えて国外にいる場合は再入国ビザが必要
- 期間
- 不在ごとに判定
ニュージーランドの公的年金
- 規則
- 国外滞在が26週間までなら通常は給付が継続する
- 期間
- 不在ごとに判定
3つの方式、3つの異なる確認方法
同じ日数でも、ルールの働き方は大きく異なります。長い旅行を計画する前に、どの方式が適用されるか確認してください。
- 不在を1回ずつ判定。ドイツの6か月、米国のグリーンカード、イタリアの6か月は、1回の国外滞在を見ます。別々の4か月の旅行を2回した場合、この種類の6か月ルールではどちらも上限内です。ただしドイツには国外滞在の合計に関する別の判定もあります。
- 一定期間の合計。英国とオーストラリアの市民権のルールでは、資格取得期間中と最後の1年間におけるすべての不在を合計します。短い旅行を何度も重ねると上限を超える場合があります。
- すべてのローリングの集計期間。英国のILRルールでは、資格取得期間内の12か月ごとの集計期間を確認します。異なる暦年の旅行も、同じ集計期間に入る場合があります。
同じ2回の旅行で、答えは3通り。それぞれ4か月の旅行を2回行い、2回目は1回目の開始から8か月後に始まるとします。1回の不在を6か月以内とするルールでは両方とも上限内です。任意の12か月間で180日以内というルールでは、2回とも同じ集計期間に入り、合計は約240日で上限を超えます。5年間で合計450日というルールでは、許容日数の半分を少し超えます。
日数の数え方も異なる
国内滞在の要件では、その国にいた日を1日の一部でも数えることがよくあります。カナダでは往路・復路の両日を滞在日として数え、米国の帰化でも同様です。英国の不在ルールでは国外で過ごした丸1日だけを数えるため、出国日と帰国日は不在日になりません。したがって同じ旅行でも、ルールによって日数が1日または2日違う場合があります。詳しくはどの日を1日として数えるかをご覧ください。
日数以外に確認すること
滞在日数で分かるのは数値に関する部分だけです。多くのルールには、重病や自国の雇用主のための海外勤務などに関する例外があり、当局の裁量が認められる場合もあります。市民権の取得には、適法な在留資格、言語、品行など、さらに要件があります。自分の資格に該当するガイドとその公的資料を確認し、旅行によって上限に近づく場合は専門家に相談してください。
このページの各ルールに対応するAtlasDaysのプリセット
旅行を一度記録し、該当するプリセットを追加します。AtlasDaysは1回の不在、一定期間の合計、ローリングの集計期間をそれぞれの方式でiPhone内で非公開に集計し、次の旅行までに残る日数を示します。
AtlasDaysを入手よくある質問
不在日数の上限と国内滞在日数の要件はどう違いますか?
不在日数の上限は、任意の12か月間に180日以内など、国外にいられる期間を制限します。国内滞在日数の要件は、5年間で1,095日以上など、国内にいる必要がある最小日数を定めます。英国の市民権のように不在日数の上限を使う資格も、カナダの市民権のように国内滞在日数の要件を使う資格もあります。
短期間帰国すると、6か月の不在期間はリセットされますか?
ルールによります。継続した1回の不在を見るルールなら、実際に帰国すると通常は新たな不在が始まります。ただし短期の帰国を実質的な帰国とみなさない当局もあります。たとえばスイスでは、一時的な訪問だけで許可が自動的に維持されるわけではありません。
1つの旅行記録で複数のルールを確認できますか?
できます。日付の入った同じ旅行記録を、市民権に必要な合計日数、在留許可の不在日数の上限、税務上の居住の判定に同時に使えます。ただしそれぞれ固有の集計期間と日数の数え方を適用する必要があります。
この記事について:AtlasDaysは一般的な情報を提供するもので、法律・税務・移民に関する助言ではありません。規則は変わり、結果は個別の事情によって異なります。AtlasDaysだけに頼らず、リンク先の公的情報を確認するか、専門家に相談してください。